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金はなぜ価値があるのか。4つの理由と安全資産としての魅力を専門家が解説

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金はなぜ価値があるのか。4つの理由と安全資産としての魅力を専門家が解説

多くの資産価値が時代と共に変動する中で、金(ゴールド)は数千年にわたりその価値を維持してきた稀有な存在です。市場を長年見てきた専門家の視点からも、この事実は揺るぎません。

本記事では、「なぜ金は価値があるのか?」という根源的な問いに対し、経済学的・歴史的観点からその本質を解き明かします。希少性や不変性といった物理的特性に加え、現代金融システムにおいて金が「安全資産」として果たす役割まで、データと事実に基づき専門家の視点で分かりやすく解説いたします。

この記事を通じて、なぜ世界中の中央銀行や投資家が金をポートフォリオに組み入れるのか、その論理的根拠を深くご理解いただければ幸いです。

歴史が証明する普遍的価値:なぜ金は6000年間も価値を持ち続けるのか

金が持つ価値の根源を探るには、まずその長い歴史を理解することが不可欠です。現代の金融資産とは異なり、金の価値は特定の国家や企業の信認ではなく、人類の歴史そのものに裏打ちされています。

古代から変わらない価値

金は、貨幣制度が確立されるはるか以前の古代文明から、富の象徴であり、価値を保存するための手段として用いられてきました。その普遍的な輝きと希少性は、権力者や商人たちを魅了し、時代や文化を超えて信頼の基盤となってきたのです。

エジプトのファラオの黄金のマスクから、インカ帝国の装飾品に至るまで、金は常に最高の価値を持つものとして扱われてきました。この6000年以上にわたる歴史的背景こそが、現代社会においても人々が金に対して抱く根源的な信用の源泉となっています。

「金本位制」が経済の基盤だった時代

近代に入ると、金の価値は国家経済の中核を担うようになります。それが「金本位制」です。これは、自国の通貨の発行量を、保有する金の量に基づいて決める制度であり、通貨の価値を金によって保証するものでした。

【金本位制の歴史的ポイント】

  • 1816年: 英国で世界初の金本位制が法的に確立。
  • 19世紀後半: 主要先進国が次々と採用し、国際的な金融システムの基盤となる。
  • 1944年: ブレトン・ウッズ体制により、米ドルのみが金との兌換を保証し、他国通貨は米ドルに固定される間接的な金本位制へ。
  • 1971年: ニクソン・ショックにより、米国がドルと金の兌換を停止。金本位制は完全に崩壊し、現代の管理通貨制度へと移行。

金本位制が崩壊した後も、「通貨の価値は金に裏打ちされるべき」という考え方は人々の意識に深く根付いています。国家の信用すら金によって担保されていたという歴史的事実が、金の絶対的な価値を物語っているのです。

価値の源泉となる4つの本質的理由

金の価値は、歴史的な背景だけでなく、その物質的な特性に深く根差しています。ここでは、その価値の源泉となる4つの本質的な理由をデータと共に解説します。

理由1:絶対的な「希少性」

金の価値を支える最も重要な要因は、その絶対的な希少性です。地球上に存在する金の総量には限りがあり、人工的に作り出すことはできません。

【データで見る金の希少性】

  • 人類が採掘した総量: 約21万トン
  • 体積に換算すると: オリンピック公式プール(50m)約4杯分
  • 地球上の残存埋蔵量: 約64,000トン(USGS, 2025)

年間約3,000トン程度しか新たに採掘されない一方で、採掘は年々困難になりコストも上昇しています。この供給の限界が、既存の金の価値を長期的に支える根拠となっています。

理由2:化学的に安定した「不変性」

金は、空気や水に触れても酸化せず、酸やアルカリにも極めて強いという化学的安定性を持ちます。数千年前に作られた金の装飾品が、今もなお輝きを失わずに現存しているのはこのためです。

この「劣化しない」「腐食しない」という物理的な不変性が、価値が時間と共に損なわれないという「価値の保存」機能に対する信頼に直結しています。

主要金属との安定性比較

金属の種類 化学的安定性 特徴
金 (Gold) 極めて高い 錆びず、腐食しない。輝きが永遠に続く。
銀 (Silver) 普通 空気中の硫黄と反応し黒く変色する。
鉄 (Iron) 低い 水分や酸素で容易に錆びる。
銅 (Copper) やや低い 酸化して緑青(ろくしょう)を生じる。

理由3:世界中で換金可能な「流動性」

金は特定の国や企業に依存しない「無国籍通貨」としての側面を持ち、世界中に標準化された市場が存在します。ロンドン、ニューヨーク、チューリッヒ、東京など、世界中の主要市場で24時間取引されており、いつでも現地通貨に換金することが可能です。

  • 世界共通の価値基準: 金の価格は国際的な指標(例: 1トロイオンスあたり米ドル)で決まり、世界中で通用します。
  • 高い換金性: 必要に応じて、少額からでも売却し現金化することが容易です。
  • 特定の国に依存しない: 発行元である国家の経済状況や政策の影響を直接受けにくいため、カントリーリスクを回避できます。

この高い流動性があるからこそ、金は単なる貴金属ではなく、世界中で信頼される資産として機能するのです。

理由4:多様な「実用性」

金の価値は、投資対象としてだけでなく、実社会における具体的な需要(実需)によっても支えられています。この実需が、金の価値に強固な下支えを与えています。

【金の需要の内訳(2023年平均)】

  • 宝飾品: 約48%
  • 投資(地金・コイン・ETF): 約23%
  • 中央銀行等: 約21%
  • 工業用: 約7%
    (出典: Pacific Precious Metalsのデータを基に構成)

宝飾品としての普遍的な人気に加え、金は優れた導電性や耐腐食性から、スマートフォンや半導体、医療機器など最先端技術に不可欠な素材としても利用されています。この投資需要と実物需要の二本柱が、他の金融資産にはない金の価値の安定性を生み出しています。

専門家が語る「安全資産」としての金の魅力

金は、その本質的な価値に加え、金融市場が不安定な局面で資産を守る「安全資産」としての役割を担います。金融リスク管理の観点から、その魅力を3つの側面で解説します。

発行体のない究極の実物資産

私たちが日常的に使う通貨や、投資対象となる株式・債券には、必ず「発行体」が存在します。しかし、発行体には常に信用リスク(デフォルトリスク)が伴います。

資産タイプ別の発行体リスク比較

資産の種類 発行体 存在するリスク
金(実物資産) なし 発行体の破綻による価値消失リスクがない
法定通貨(円, ドル) 国家(中央銀行) 国家の財政破綻、ハイパーインフレのリスク
株式 企業 企業の倒産リスク(価値がゼロになる可能性)
債券 国や企業 デフォルト(債務不履行)のリスク

金は、地球が生み出した「実物資産」であり、誰の負債でもありません。そのため、企業や国家が破綻しても、その価値がゼロになることは原理的にないのです。これが、金が究極の安全資産と呼ばれる所以です。

インフレヘッジとしての機能

インフレ(物価上昇)は、現金の価値、つまり購買力を実質的に低下させます。例えば、100万円で買えたものが、物価が2倍になれば200万円出さなければ買えなくなります。

一方で、実物資産である金の価格は、インフレに連動して上昇する傾向があります。これは、モノの値段が上がる局面では、同じく「モノ」である金の値段も上昇しやすいためです。過去の歴史を振り返っても、高インフレ期において金は資産価値の目減りを防ぐ「インフレヘッジ」として有効に機能してきました。

地政学リスクが高まる「有事の金」

戦争や紛争、大規模な金融危機といった世界情勢が不安定になると、投資家はリスクの高い資産(株式など)を売り、より安全な資産へ資金を移す「質への逃避」と呼ばれる動きが加速します。その代表的な逃避先が金です。

【「有事の金」が買われた主な歴史的局面】

  • 2008年 リーマンショック: 世界的な金融危機の中、多くの金融資産が暴落する一方で金価格は上昇。
  • 2020年 コロナショック: 未曾有のパンデミックによる経済不安から、金が買われ史上最高値を更新。
  • 2022年以降の地政学リスク: 世界各地での紛争や対立が激化し、安全資産としての金の需要が高まる。

このように、先行きが不透明な「有事」の際に価値を増す傾向があることから、金は古くから「有事の金」と呼ばれています。

ポートフォリオにおける金の戦略的役割

資産運用において、金をポートフォリオに組み入れることには戦略的な意義があります。それは、資産全体のリスクを低減させる「分散投資」の効果です。

株式や債券との「負の相関」

専門的な観点から見ると、金の価格は株式や債券といった伝統的な金融資産とは異なる値動きをする傾向があります。これを「相関性が低い」あるいは「負の相関」と呼びます。

【資産クラス間の値動きのイメージ】

  • 景気拡大期: 企業業績が好調で株価は上昇しやすい。一方、金の価格は相対的に安定、または下落することがある。
  • 景気後退・金融危機: 株価は下落しやすい。一方、安全資産である金に資金が流入し、価格が上昇することがある。

このように、一方の資産が下落する局面で、もう一方の資産が価値を維持または上昇させることで、ポートフォリオ全体の資産価値の変動を緩やかにする効果が期待できるのです。

ポートフォリオに金を組み入れる意義

資産の一部(一般的に5〜10%が目安とされます)を金で保有することは、長期的な資産の安定化に貢献します。もちろん、金にはデメリットも存在します。

ポートフォリオに金を加えるメリット・デメリット

メリット デメリット
✓ 資産全体のリスクを低減できる(分散効果) ✗ 保有しているだけでは利息や配当を生まない
✓ インフレによる資産価値の目減りを防ぐ ✗ 価格変動リスクや為替リスクがある
✓ 金融危機や有事の際の保険的役割を果たす ✗ 現物保有の場合、保管コストや盗難リスクがある

金は利息や配当を生まないため、それ自体が資産を積極的に増やす「攻め」の資産ではありません。しかし、それを上回るリスク分散効果、すなわち資産を守る「守り」の役割は、長期的な資産形成において極めて重要と言えるでしょう。

よくある質問(FAQ)

金の価値が将来的にゼロになることはありますか?

A: その可能性は極めて低いと断言できます。金は希少性、不変性、そして宝飾品や工業製品としての実需に支えられた「実物資産」です。国や企業の信用に依存する金融資産とは異なり、金そのものに価値があるため、価値がゼロになることは考えにくいです。

法定通貨(円やドル)と金の本質的な違いは何ですか?

A: 最大の違いは「信用の裏付け」です。法定通貨の価値は、発行元である国家の信用によって保証されています。一方、金は物理的な希少性や不変性といった特性そのものが価値の源泉であり、特定の国の信用に依存しません。そのため、国家の信用が揺らいだ時でも価値を保ちやすいのが特徴です。

ビットコインも「デジタルゴールド」と呼ばれますが、金とは何が違いますか?

A: 供給量が限られている点など類似点はありますが、本質的な違いは「歴史と実績」および「実物性」です。金には6000年の価値の歴史がありますが、ビットコインは歴史が浅く、価値の安定性はまだ証明されていません。また、金は物理的に存在する実物資産ですが、ビットコインはデジタルデータであり、規制やシステムリスク、ハッキングなどの影響を受けやすい点が異なります。

純金積立のデメリットやリスクは何ですか?

A: 主なデメリットは、銀行預金や株式と違い、保有しているだけでは利息や配当を生まない点です。また、価格変動リスクはもちろん存在し、米ドルの金利動向や為替レートの影響を受けます。さらに、現物で保有する場合は盗難や紛失のリスク、保管コストがかかる点も考慮すべきリスクです。

まとめ

本記事では、専門家の視点から「金がなぜ価値を持つのか」を多角的に解説しました。その価値は、単なる希少性や美しさだけでなく、以下の点に集約されます。

  • 6000年の歴史に裏打ちされた普遍的な信頼
  • 希少性・不変性という物理的な特性
  • インフレや金融危機から資産を守る「安全資産」としての機能
  • 他の金融資産との相関性が低く、ポートフォリオのリスクを低減する効果

金は利息を生みませんが、他の資産が価値を失うリスクに対する強力な保険となり得ます。長期的な資産形成を目指す上で、ポートフォリオの一部に金を組み入れることの戦略的重要性を、本記事を通じてご理解いただけたなら幸いです。

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