ゴールドリンクは秋田県指定無形文化財
「杢目金」保持者・林 美光 氏の作品を受託販売しております。
作品紹介
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金銀銅杢目金ひょうたん花器『玉光』
瓢箪を四角形にかたどりました。角の接合部分は技術的に非常に難しいものの、こちらの作品では見事表現に成功。また物によって形や色つやが異なることが、この作品の良さでもあります。秋田県の優美な代表的な作品です。
H188×W93×D93mm
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金銀線細工『 薫炉』
透かし細工から薫りが漂う薫炉です。秋田伝統工芸の銀線細工(秋田県の江戸時代からの技法)を取り入れ、0.3mmの銀線を2〜3本拠り合わせて制作されました。金銷し仕上げで金の色付けをしています。一つ一つをもって同じものはできず、繊細な技法で、制作に高い技術力が必要とされる作品です。
「高野山金剛峯寺」(同紋様)H144×W137×D88mm
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金銀銅杢目金切篏飾箱『日本海』
50枚の金銀銅板を重ね、秋田の海を表現しています。波の動きの表現と、この深みを掘るために、ちりばめという大変高度な技術を要した作品です。飾箱ではありますが、装飾品として制作された作品です。
H91×W200×D71mm
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金銀銅杢目金飾箱『光海』
秋田県の板目を表しています。金・銀・銅・赤銅・黒銅の5種類の金属を使用し、それらを重ね打ちすることで現在の作品を完成させています。形は非常にユニークではありますが、中は鹿の皮で仕上げられており、小物入れとしても使用可能です。
H62×W110×D68mm
作家紹介
金銀銅杢目金 作家林 美光
1937年秋田県秋田市出身。
10歳より父親に師事し金属工芸の世界に入り、硬質素材(ステンレス製)の唯一のステンレス彫鍛金特殊技能者としてモニュメントやレリーフなど多くの作品を制作し、国内外で展示が行われました。※1
その後、秋田で江戸時代に刀装具当の装飾として端を発し、一度は途絶えた技法「金銀銅杢目金」の再現に挑み、復元に成功しました。
2023年には秋田県指定無形文化財「杢目金」保持者として登録され、金を主体として制作する杢目金の唯一の工芸作家として精力的に制作を続けています。
※1 アメリカでは、サンフランシスコ・ニューヨーク・アトランタ・ワシントンD.Cで個展を開催