秋田の伝統工芸技術にふれてきました

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工芸家 林美光先生
林美光先生は、日本国内で唯一ステンレスを素材にした彫鍛金作品や、失われた技法を再現した伝統工芸「金銀銅杢目金(きんぎんどうもくめがね)」を創作する金属工芸作家です。
金銀銅杢目金(きんぎんどうもくめがね)
金、銀、銅や赤銅といった金属を重ね、彫りを入れたり叩いて鍛えるなどして、木目のような表現をつけた芸術作品のことで、もともとは江戸時代初期に秋田藩の金工師が考案したとされる技術です。
金属を接着する際に、1100度前後の高熱でそれぞれの金属を熱する必要があり、かなりの技術が求められることから口伝が途絶えておりましたが、林先生はこの技術の再現に長年取り組み続け、半世紀以上かけて試行錯誤を重ねて実現しました。
その活動は国内外から高い評価を受けており、令和五年 秋田県指定無形文化財保持者(杢目金)にも指定されています。
金銀銅杢目金 切嵌飾箱「海Ⅱ」

金銀銅杢目金「水滴」

林先生のアトリエ訪問
先日、秋田市にある林先生のアトリエに弊社の社員が招待され、訪問してきました。二階建てのアトリエには、林先生が十代の頃から現在までの約七十年にも渡って生み出された数々の作品が展示されていて、とても圧巻な空間でした。
当時は刀装具等の装飾金具として使用されましたが、現在の作品は茶道具、花器、飾箱、アクセサリー等、現代に合わせたデザインとして創作されており、全国で定期開催される展示会にてお目にかかれます。

作品にご興味お持ちの方は、、、
一部作品は弊社を通してご紹介することも可能ですので、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問合せください。